「岸見一郎先生の講演を聞きました!

講演中の岸見一郎先生

講演中の岸見一郎先生

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の著者、
岸見一郎さんの福岡での講演会に行ってきました。

『嫌われる勇気』(青本)

『嫌われる勇気』(青本)

 

 
 
 
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
(古賀史健共著 ダイヤモンド社 1,620円)は160万部、

『幸せになる勇気』(赤本)

『幸せになる勇気』(赤本)

 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ』(同)は
46万部の大ベストセラーです。
韓国、台湾などの海外翻訳本を合わせると400万部だそうです。

 

 『嫌われる勇気』は、このニュースレターの第62号(2014年2月)で紹介しました。
読んで赤線でいっぱいになりました。二三代さんは3回も読んだそうです。
『幸せになる勇気』は昨年の発刊で、買って二三代さんに渡したら返ってきませんでした。

 

 平成29年6月4日(日)に岸見一郎講演会「幸せに生きるためのヒント」が、
福岡市の早良市民センターで開催され、夫婦で参加しました。

 
午後2時~3時半までが講演で、10分休憩後、午後4時まで質疑応答です。
休憩時間が短くハードでしたが、静かな語り口に引き込まれました。

 

 まず、幸せとは何ですか? との問いかけから始まります。
幸福とは自販機のように答えて出るものではなく、
言葉の定義をしても始まりませんが、幸福を願わない人はいません。

 

 岸見さんはNHK番組『100分で名著』で
2016年2月に『アドラー「人生の意味の心理学」』、
2017年4月に『三木清「人生論ノート」』に指南役として出演しています。

 

 三木清は、成功=幸福ではなく、成功≠幸福であるとしています。
私たちは、特にビジネスマンは成功=幸福であると勘違いします。
だから成功哲学がはやります。

 
岸見さんは成功は一般的なものであり、
幸福は各自においてオリジナルなものであり、質的なものだそうです。
まねることができない、量で測ることができないものとのことです。

 

 成功は量的なものであり、マネられます。嫉妬の対象になります。
日本では出る杭はうたれると言いますが、出過ぎる杭は引っこ抜かれたりします。

 

 岸見さんは、現在は講演活動で忙しく時間が取れませんが、
長年、カウンセラーをしてこられました。
カウンセリングでの経験を交えながら話されます。

 

 他者の期待に応えようとするあまり、
自分自身を見失っている人が多いとのことです。

 
「お前の顔を気にしているのはお前だけ、期待に反して行動せよ」
と三木清は言っています。

 
言いたいことを言わない、したいことをしなければ、
誰にも嫌われないかもしれませんが、幸せにはなれません。

 
自分の人生を生きると決めて、
親、子どもの課題を自分の課題としない。

 

 アドラー心理学は、親子でも縦の関係ではなく、横の関係であるべきとします。
なので、子どもを叱ることは当然NGですが、ほめることもNGだそうです。

 
ほめると上下の関係になります。
「ありがとう」の感謝はいいそうです。

 

 「親は親の人生を生きる。子どもとホットな関係にならず、クールな関係を築く。
先のことを考えて不安にならない。過去のトラウマを手放す。
今日という日を今日のためにだけに使う」ことが大事であると仰ります。

 

 対人関係はできたら避けたい、煩わしいものです。
あらゆる悩みは対人関係からきますが、生きる喜びも対人関係からきます。

 

自分に価値があると思えると対人関係の中に入っていける。
他者に貢献しているという意識が大事で、
だからといって何かを達成しなければならないということではない。

 

 存在そのもので貢献していると感じられることが重要だそうです。
例えば、不登校の子どもがいても、家にいてくれるだけで貢献しています。
子どもがいなくなった家庭からみれば、とんでもなく幸せな状態です。

 

講演終了して演台から離れる岸見先生

講演終了して演台から離れる岸見先生

 

 

 

 

 

 

 

 難しい話を判りやすく、実例を交えて話され、とても心に残る講演会でした。

山崎隆弘

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