「SHABBY CHIC(シャビーシック) その③」

Beforeの台所

Beforeの台所

近所のお宅にとっては騒音以外のなにものでもない我が家の改築の音。申し訳ない。しかし自分にとっては快音になるからなんとも身勝手な私だ。

 

 キッチン改装中の4日間は当然ながら、私は自宅にいなくてはならない。イエーイ!??? 
1年に1度、あるかないかの仕事のはざかい期と重なって、絶妙のタイミング。しかし、端から見れば仕事さぼってイイワネ、となる。

 

 でもね、外出はできないし、工事の邪魔にならないように部屋の1室に閉じこもって「すみっこぐらし」的な感じだ。しかもその部屋はキッチンにあった鍋や炊飯器やお皿に囲まれて身動きが取れない状態。おまけに料理ができないから昼食もままならない。(仏壇の前で炊飯器でご飯を炊く生活・笑)我が家ながら所在ない。

 

 さらにありがたーいことに、うちの事務所は自宅でも外出先でも仕事ができるようにシステムを組んである。自宅にいても仕事の連絡があるとすぐに対応ができる。どうか、連絡がありませんように・・と祈りながらの自宅待機。

 

 なんだか落ち着かない。寝ているわけにもいかない。じっとしていられない私は、自宅にいてできることを考えた。前々からしたかった室内の飾り枠をシルキーホワイトのアクリルペンキで塗ることにした。こうなったら思いっきりDIYをやろう! 手始めにトイレの中の飾り枠から塗り始めた。大きな事を成し遂げようとしたら、小さな成功体験を積むのがいい。トイレという狭い空間がイメージした通りのシャビーシックに仕上がった。するといろいろなところが気になり始めた。  

 

 26年間同じだったトイレのカフェカーテンを、日本から撤退するローラアシュレイで半額で手に入れたカーテン生地を使って、ミシンで手縫いすることにした。マジで楽しい。

 

台所工事と並行して壁塗り

台所工事と並行して壁塗り


 こんな私を家族はどう見ているかというと、「お母さんの気が済むまでやらせよう」ということのようだ・苦笑。長女に言わせると、塗り方が雑。そもそも白のペンキで塗る意味があるのか、と問われた。ごもっとも。次女曰く、腕の運動になっていいよ。励ましなのか何なのか、他に褒めようがない感じ。ごもっとも。三女は頑張れ! と言ってくれるが、すみっこぐらしを満喫し、ゴロゴロと寝てばかりいる。ごもっとも。

 

 帰ってきた所長に「ねえ、トイレ見た? 見た?」と聞いたところ、ペンキが臭いと一言。どれもこれもごもっとも。皆さんのおかげで私は仕事をせずに自宅にいられるんです。ありがとうございます! はい、もう好きなようにいたします! って感じ・笑。

 

Afterお世話になった「山崎恵」さんと

Afterお世話になった「山崎恵」さんと

 

 IKEAの家具(キッチン)を組み立てていく職人さんの様子は見ていて楽しかった。小さい頃、やっぱり工作が好きだったのだろうか。今回、施工主が三女と同姓同名の山崎恵さんという女性でとても良かった。女性の気持ちがわかるし、職人さんたちとなごやかに笑いながら会話をしていて、現場が明るい雰囲気だった。かつては男性の職場だった建築業界にも女性が進出していることがとても嬉しい。

 

 リフレッシュできた4日間だった。所員の皆さんもありがとうございました。もとはと言えば、映画「グレイテストショーマン」でミリオンドリームの曲を聞いたことが始まりだった。私はこの家に縁がある人が来て下さり、皆で食事を作ったり、お酒を飲んだりしながら、夜遅くまで本音で語り合いたいという願いがある。

 

 テレビで虐待や殺戮のニュースを聞くと胸が締め付けられる。ウツや悩んで思い詰めている人がいる。他にも沢山の不具合を抱えて生きている人がいる。安心で安全で心を開いて語り合える場があれば、悲しい出来事は減っていくのではと考える。そのくらいのことしか考えつかないが、とにかくご縁のある方、ウェルカムです!     

山崎二三代

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