「第26回 増井行子さん」

「恋するフォーチュンクッキー」を悟朗先生と踊る

「恋するフォーチュンクッキー」を悟朗先生と踊る

 
 
 

三回忌を迎えた増井悟朗先生の奥様、
行子夫人です。
悟朗先生とは10才の年齢差があります。
今年、82才になられます。

 

 行子さんは和歌山県の出身です。
小学生の頃、高森顕徹先生が、
当時は京都から数週間、布教に来ていました。

 
その期間は、毎晩ご法話があり、
大人たちは着物を着て、お参りしていました。

 

 お姉さんが先に聞かせてもらっていました。
その歓びようが凄く、有り難い念仏を称えていました。
小学4年の行子さんも友達と二人で聴聞するようになります。

 

 信心を頂かなかったら地獄行きということで、
毎晩、40~50人の村の人は、ほとんど参詣をしていたそうです。

 
法話の後、それぞれ集まって、
どうしたら信心を頂けるんやろとお互いに示談します。

 

 昼間、お寺に行って欄干にもたれて外を眺めていたら、
暗くなってきたので、帰ろうとします。

 
ところが草履がありません。
途方にくれてしゃがみ込んで泣いていると、
本堂に連れて行ってくれました。

 

支部長研修での行子夫人

支部長研修での行子夫人

 
 
 

 本堂の中で泣いていると、
光明が西から照らされ、
すごい念仏が吹き出てきました。
畳の床を突き抜けて
頭が埋まるほど頭が下がります。

 
地獄に行かないかんという思いがスーッと消え、
嬉しいやら恥ずかしいやらになります。

 

 悟朗先生との出会いは14才です。
ご法座に来られた時に自宅に寄られていました。
 
中学を卒業する際に、中央仏教学院に行くように悟朗先生から勧められ、
夜間高校に通いながら、中仏に行って得度を受けます。

 

 悟朗先生と結婚されたのは19才! 
プロポーズの言葉は「一緒に法を伝えていかへんか?」だそうです。

 
それに対して「私も一緒について行きます。よろしくお願いします」と応えられます。

 

 悟朗先生の昔のご法話テープを聞くと、
行子夫人の笑い声がよく入っています。
いまでも、華光会館でのご法話、座談には顔を出され、お元気です。

 

山崎隆弘

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