「第29回 丸山顕子さん(後編)」

丸山さんが描いた阿弥陀様

丸山さんが描いた阿弥陀様

 
 

「真宗カウンセリング研究会」は、
西光義敞先生とお話ができ、
松岡宗淳先生、山下和夫さんと出会います。
本当のことを言っている人達だなーと思います。

 

続けて「聞法の集い」の2泊3日に参加します。
その後、松岡宗淳先生が送って下さった、増井悟朗先生の『親指のふし』を何回も読みます。
が、全くわからずやがて仏法のことは忘れてしまいました。

 

そして今生の悩みで一杯になり、3度目の自殺を図ります。
ここでも一命をとりとめ、手首を切って血で汚れた毛布を洗濯しようとボーと見ていたら、
自分はお母さんのお腹の中にいて、乳(血)を飲んで育った。
もとは同じものなんだし、母親が好きでも嫌いでもないと思えます。

 

自分は結婚もせず、子どもも産んでいない。淋しい。
あー、こんな自分でも阿弥陀様は「いい」と言ってくださるんだと思い、ホッとしました。

 

そして、嬉しくなり、有り難くなり、仏壇の前で念仏を称えていました。
信心を頂くということも知らないままでした。自分を見る目を頂きます。
それからはいろんな気付き、不思議な体験をします。

 

翌年の「聞法の集い」に参加した時もまだ救われたことに気付けませんでした。
帰って『親指のふし』を読み直し、嬉しいとかいうレベルじゃない、
もうこれは有難すぎて、怖いと思いました。これが38才のときです。

 

数ヶ月後、朝倉の井上健一さん宅の家庭法座で、
増井悟朗先生に初めてお目にかかりました。
自分の気持ちを少しお話しすると、先生が「疑いはないんですね」と言われ、
丸山さんは思わず「はい」と答え、「あれ?どうして疑っていないんだろう?」と思いました。

 

1週間ぐらい経って、
「ご信心を頂くというのは、信じる心を仏様からもらうんだ。
だから何故だか分からないけど、信じられるんだ」と気付きます。

 

うちの家庭法座の際には、ご本人の口から、
壮絶な半生を聞かせて頂き、とても尊いご縁でした。

山崎隆弘

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