「パッドマン」

パッドマン

「 パッドマン」

監督:R.バールキ
製作年:2018年
出演:アクシャイ・クマール、ソーナム・カプール
現代のインドで、安全で安価な生理用品の普及に奔走した男の実話。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、その製造機を使って働く機械も与えようと奮闘するラクシュミだったが……。

この映画は凄い。いや、この実話が凄い。とてもベタな言い方しかできないほど、他に言いようがないほど、凄いと言わせて欲しい。
 
 
インドの片田舎に住むラクシュミが新妻ガヤトリと結婚したことから物語が始まる。
 
 
インドネシアに嫁いだ日本人女性から、夫の実家では女性は生理期間中は「穢れ」期といして部屋の中に入れないと実際に聞いたことはあったが、インドも未だにそうであることをこの映画を見て知った。
 
 
主人公ラクシュミは妻が1か月のうちに5日間も部屋に入れず、おまけに汚い布で生理の処理をしていることを知り、愕然とする。単純に、体に悪い。ばい菌が入ったらどうする! 妻を心配するあまり、紙ナプキンを薬局に買いに行くが超高い。
 
 
そこで、ラクシュミは自らの手で、ナプキン開発に取り組む・・。どうよ、この話。実話よ。当たり前として誰もが過ごして来た日々に疑問を投げかけ、未だにタブーと言われる生理の話を男子が堂々と語り、自ら動物の血を使って実験し、とうとう村八分になり村を追い出され、妻とも引き裂かれ、それでも妻の身を思ってナプキンの製造開発に取り組む。はい、できますか? 
 
 
さんざん変人扱いされ、お金もなく、借金をしてナプキン製造機を作り、どん底でも誰か試してくれる女性を探し・・。そして最も注目すべきは最後のラクシュミの11分間の圧巻の国連でのスピーチだ。「・・お金稼いでも、笑う人自分だけ、いいことすると、大勢の女性が笑う。僕は、国のためたくさんのことをやりたい・・」この映画、見て欲しい。               
 

山崎二三代

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